活動レポート
【開催レポート】スタートアップ・ユースキャンプ2023 DAY6
スタートアップ・ユースキャンプの最終回(第6回)のレポートをお届けします。最終回は、発表会の翌日、8月20日(日)の開催でした。毎日のようにオンライン・対面を問わずビジネスを通して価値を届けることを考え続けてきた高校生たちにとって、この日はプログラムの中でも最も重要なふり返りの機会になります。
怒涛に過ぎてきた時間の中で、様々な経験をして、様々な感情が巻き起こっていたことでしょう。それらの1つ1つを丁寧にふり返り、それらが自分にとってどのような経験だったのかを自分なりに意味づけることで、スタートアップ・ユースキャンプの学びを身体に馴染ませていきます。
発表会のふりかえり
まずは、前日の発表会(発表会の様子はこちらから)での体験をふりかえるところからはじまりました。2週間という短い期間の中でチームでビジネスを企画して、プレゼンテーションまで駆け抜けていく中で、「もし、このチームでの活動が数週間続いたとしたらあなたはどんな行動をするか」をテーマにして考えます。限られた時間の中でできなかったことや、もっと徹底的に考えぬきたかったことが表現されていきます。「このプログラムが終わった後もこのプロジェクトを続けていきたい」といった声や、「また違うチームで新しいプロジェクトを考えたい」など、強い衝動がたくさん花開いていきます。
セレブレーションワーク
次に行ったのは、このプロジェクトを進めるにあたって仲間たちの存在に改めて感謝を伝えるワークです。日々価値を届けるビジネスを考えるにあたって、自分一人では考えもしなかったアイデアや、自分一人ではとても挑戦できなかったアクションなどが数多く経験されました。その経験の1つ1つには必ずチームの仲間が寄り添ってくれています。その仲間たちのことを互いにセレブレーションを贈り合います。
フィッシュボウル
チーム毎に丁寧に時間をかけて振り返り、互いを称え合った後は、全員で思いを持ちよります。フィッシュボウルという手法を使って、代わる代わる自分がこのプロジェクト全体を通して感じたことや考えたことや、全体に向けて投げかけたい問いなどを話していきます。
ビジネスで 社会に価値を届ける体験を通じて、参加者の高校生たちが話したことは自分のこれまでとは全く異なる行動を多くしたことによって、知識や経験などの量的な側面だけではなく、自分の考え方や社会の捉え方などの質的な側面の方にも大きな変化が起きたということでした。
自分はチームの中でどれだけ貢献できたのだろうか?あるいは、これからの社会においてどのような経験やスキルや考え方が必要になるのだろうか?そういった様々な問いに溢れた空間は高校生はもちろん社会人・大学生メンターなど本プログラムに関わった大人にとっても 、自分自身のことをじんわりと解きほぐしていくような時間になりました。
ネクストステップワーク
これまでのことをふり返った後は、これからのことについてビジョンを膨らませていきます。それぞれが紙にこれから取り組みたいことや目指したいゴールを書いて、互いに刺激をしあいました。これから先のビジネスアイデアを膨らましている人もいれば、何を学ぶか、どんな人に会いに行くかなどについて話している人もいました。ここから日常の世界に帰ってからも参加者の高校生たちが前を見据えて歩いて行けることを感じさせる時間になりました。
修了証授与
最後は一人一人に修了証を授与し、いよいよ1か月にわたる起業体験の締めくくりです。皆さんのこれから先の挑戦の後押しになればと運営一同、送りだしていきました。最後に集合写真を2パターンご紹介します。まずはカメラ目線で修了証を手に、それぞれが今回のプログラムでの達成感を感じていることが伝わってくる1枚。
2枚目の写真は、各々で好きな方向を向いてもらって撮りました。まるでこのスタートアップユースキャンプが出発点となってそれぞれがこれから様々な方向へ進んでいくことを暗示しているかのようです。
おわりに
これで、今年度の名古屋市スタートアップ・ユースキャンプがフィナーレです!
ご参加いただいた皆様、応援していただいた保護者の皆様、ご協力いただいた起業家コーチや社会人・大学生メンターの皆様、どうもありがとうございました。