今年度のスタートアップ・ユースキャンプもいよいよ終盤。8月11日（金）に実施したDAY４は、プログラムとしては発表会前の最後のワークの機会です。

DAY４は、コーチとして参加している現役の起業家に、この日までにそれぞれのチームで考えたビジネスアイデアをぶつける時間となっています。

8月６日（日）のDAY３からDAY４まで検討を重ねてきた各チーム。順調に議論が進んでいるチームがある一方、意見が分かれて膠着しているチームもありましたが、どのチームも今回のプログラムをいい加減に終わらせたくないという気持ちが伝わってきます。

４名のコーチが各チームを巡回し、現状のビジネスアイデアを参加高校生が一生懸命に説明。コーチのアドバイスも熱が入り、リサーチの不十分さなどの詰めの甘さを指摘するだけでなく、「ターゲットは誰なのか」「そもそもどんな課題解決をしたいのか」「本当にやりたいことなの？」といった根本的な投げかけまで及ぶことも。まさに一進一退ではありましたが、確実にビジネスアイデアの解像度は高まっているように感じられました。

この日の締めくくりとして、コーチから一言ずつ総評を行いました。厳しいながらも暖かいメッセージで参加高校生を激励してくれました。

最後に、見学に来ていた名古屋市内にある東海高校出身の丹羽善将さんと木之瀬友人さんに急遽お願いして即席の特別講演が行われました。丹羽さんはTwitter（現、X）の開発に14年間携わった方で、木之瀬さんは「ニコニコ動画」で知られる株式会社ニワンゴの共同創業を経験され、今年度から名古屋市役所の客員起業家（全国の自治体初）を務めています。

現在のネット社会の黎明期に深く関わったお二人から話を伺い、起業家として大切な要素や、やりたいことを発信し続けることの大切さを学ぶことができました。

次回は、いよいよ8月19日（土）の発表会です。