活動レポート
【開催レポート】スタートアップ・ユースキャンプ2023 DAY1
7月22日(土)、ナゴヤ イノベーターズガレージにて今年度のスタートアップ・ユースキャンプが始まりました。
集合時間になると33名の高校生が集まり、全員初対面ということもあって緊張気味の表情ながらも、これからの期待感やワクワク感を感じ取ることができました。
参加手続きを済ませると、「起業家なりきりフォトブース」というコーナーに案内され、突然「起業家っぽいポーズをして」と言われて困惑しながらも、思い思いのポーズで撮影に応じてくれました。席に着くと「将来の夢は?」「好きなアニメは?」などの質問が書かれた「クエスチョン・バルーン」が用意してあり、開始前にはすっかり打ち解けた様子。
名古屋市からの開会の挨拶、プログラム全体のガイダンスが終わると、インプロビゼーション(即興演劇)の要素を取り入れたアイスブレイク。何の罰則もないゲームにもかかわらず慎重になる参加者もいて、普段からどれだけ「失敗してはいけない」という意識が刷り込まれているかを実感することができました。アイスブレイクの終盤には、果敢に攻めたり、失敗しても笑いあってやり直したりと、リスクを冒してチャレンジすることの大切さを学べたのではないでしょうか。
続いて、レゴブロックを使ったチームビルディングのためのワークショップを行いました。6~7人ずつのチームに分かれてブロックを積み上げて高さを競います。1回目を終えて、ファシリテーターの元木一喜さんからチームとして大切なことを振り返るように促されて再度チャレンジすると、どのチームも1回目よりも高く積み上げることができ、チームビルディングの重要性を実感。
ブロック高積みを終えてそれぞれのチームで振り返りを行い、「共通の目的」「役割」「コミュニケーション」「コミットメント」など、チームとして大切な要素を深堀りすることができました。
午後は「スモールビジネスチャレンジ」。
事務局が用意した2万円を元手にビジネスアイデアを考えて、実際に期間限定で事業活動を行います。次回8月5日には「株主総会」と題してそれぞれのチームが2週間の活動成果を発表することになっています。 元木さんからは、今回のプログラムに取り組む上で「徹底的にパクってよし」「失敗はウェルカム」「未完成でもGO」などこれまで学校で学んだ真逆の事を大切にして欲しい、これからのビジネスには「課題解決」ではなく「問題発見」が重要という内容を、具体例を交えながらレクチャー。コーチとして参加している弁護士の清水幸明さんから法律の側面からアドバイスを行った後、再びチームに分かれてビジネスアイデアについて検討しました。
当日メンターとして参加した社会人や大学生に伴走してもらいながら、高校生の興味関心や小中学生の困りごと、高校生向けのビジネスを考えている人向けの事業や多文化共生などそれぞれの視点からビジネスアイデアを考える時間となりました。
その日の夜から参加者専用のコミュニケーションツールで実際の活動に向けて議論が活発に行われていて、2週間後の成果発表が今から楽しみです。
スタートアップ・ユースキャンプ実例紹介・発表会 観覧者募集のお知らせ
8月19日(土)に、スタートアップ・ユースキャンプの発表会を開催します。
事務局と講師による本事業の実例紹介の後、参加高校生たちがチームごとに発案したビジネスアイデアの発表を行いますので、ぜひご参加ください。
会場での観覧とあわせてオンライン配信も行います。
(1) 日時:令和5年8月19日(土) 14:00-17:00
14:00-14:05 | 開会挨拶 |
14:05-14:25 | 保護者、教職員向け実例紹介 「スタートアップ・ユースキャンプにおけるアントレプレナーシップ教育(仮)」 |
14:25-16:40 | チームによる事業アイデアのプレゼンテーションと質疑応答、総評 |
16:40-17:00 | 発表高校生と観覧者との交流会 |
(2) 定員:50名 ※オンライン視聴は制限なし
(3) 会場:ナゴヤ イノベーターズ ガレージ/zoom
(4) 申込期限:令和 5年 8月16日(水)まで
(5) 参加費:無料
※会場での観覧をご希望の方が定員を超過した場合は抽選とさせていただき、オンライン視聴のご案内をさせていただきます。8月18日(金)までに申し込みフォームに記入いただいたメールアドレスに結果をお知らせいたします。