活動レポート
【開催レポート】TEENS meetup 2023 -未来のスタートアップ- (後編)
2023年6月24日、ナゴヤイノベーターズガレージにて「スタートアップ・ユースキャンプ」の事業説明会を兼ねた講演会イベント「TEENS meetup 2023 -未来のスタートアップ-」を開催しました。後編では、事業説明会の様子をお届けします。事業説明会では、本事業の事務局をつとめるミテモ株式会社取締役の飯田一弘と、昨年度の参加高校生2人が、「スタートアップ・ユースキャンプ」の魅力を語りつくしました。
イベント全体の様子は、こちらからご覧ください。(事業説明会の模様は2時間30秒から)
最初に話をしてくれたのは京都精華大学 デザイン学部1年の西川貴徳さん。元々は経営学部志望であった西川さんはスタートアップ・ユースキャンプに参加して、美大へと志望を変更したと言います。コロナ禍の中でできる活動を探していた最中に学校の先生から紹介を受け、参加したのがきっかけでした。スタートアップ・ユースキャンプで経験した事業づくりが「めっちゃおもろいやんけ」と感じた西川さんはプログラム終了後もビジネスコンテストに出場し、奨励賞に輝くなど活躍の場を広げています。今後は「テーマパークを作りたい」という思いの元、デザインの勉強に励んでいるとのことでした。
西川さんにとってスタートアップ・ユースキャンプに参加したことで得られたものは「挑戦する勇気」であったそうです。自分に自信がなかったり、行動に移すことが苦手ながらも夢を持っていたり夢を持ちたいと願う人たちにとってスタートアップ・ユースキャンプはそうした明るい未来を切り拓くきっかけになるということを語っていただきました。
次にお話しいただいたのは名古屋市立向陽高校3年 橋本侑奈さん。昨年のTEENS meetupに参加したことがきっかけでスタートアップ・ユースキャンプにも参加した橋本さんに、スタートアップ・ユースキャンプの経験とその後について話していただきました。
スタートアップ・ユースキャンプについて削れる時間を削ってまで没頭したと語る橋本さんはスタートアップ・ユースキャンプの「実践重視」のプログラムやそこで得た「仲間」との交流が魅力であると語ります。スタートアップ・ユースキャンプ参加後はアイデアコンテストに出場し、副賞を得たり、スタートアップ・ユースキャンプでの壁の乗り越え方を勉強や部活動にも応用したりと、日常生活の中でもその経験が活きているようです。参加を決意するまでは迷うことも多いと思うけれども、飛び込んだ後に挑戦する経験をぜひしてほしいと語りかけてくれました。
説明会の後半は、スタートアップ・ユースキャンプへの参加を検討している参加者からの質問タイム。
質問者:学祭の準備とかもあって、なかなか夏休みのスケジュールが詰まっているのですが、お2人はどのように時間管理をされていましたか?
橋本さん:基本的に勉強などは合間の時間で済ませて、活動終了後は夏休みが終わるまでの1週間で仕上げていました。部活動もやっていましたが、スタートアップ・ユースキャンプの活動はメンバーそれぞれのスケジュールを調整しながらやっていける柔軟さがあるので心配していたほどではなかったです。やりたいならやってみた方がいいんじゃないかなと思います。
西川さん:僕みたいに一度に一つのものしか集中できない人には両立は難しいかもしれませんが、人によっては週3時間くらいしか時間が割けない人もいて、それでも一緒に事業を作っていくことはできていましたし、工夫次第で解決できると思います。
飯田:私からも補足をすると、実際のところ参加者にとって活動は大変だと思います。実際にスタートアップ・ユースキャンプに参加するのは部活や勉強や塾や習い事など活発に取り組んでいる人が多いんです。ただ、プログラム上、1か月という短い期間に圧縮しているので、何とかやり切ってもらえる期間なんじゃないかなと思います。
スタートアップ・ユースキャンプで出会った仲間や大人たちとの関わりや、その後の活動の様子など臨場感をもってお話してくれたお二人は最後に会場/オンラインにいる参加者に向けてエールを送った。
橋本さん:おそらくこうして話しているだけではあの楽しさは伝わらないと思います。なので、ちょっとでも興味あるなと思ったら思い切って申し込んでみてほしいなと思います。終わったあと、大変だったけど、よかったなと思える経験が待っていると思います。
西川さん:本当に一歩踏み出すのってすごい難しいことで、失敗したらどうしようって考えてしまうかと思うのですが、今振り返るとあの時した失敗はその経験自体が成功だったと思えるのでぜひ挑戦してほしいなという気持ちでいっぱいです。
ご登壇してくれたお二人ありがとうございました。今後も応援しています。
3年目となるスタートアップ・ユースキャンプが今年もまもなく動き出す。
次の未来を創り出す起業家は、ここから生まれるかもしれない。
お申込みはこちらから。応募締め切りは、7月12日(水)。皆様のご応募お待ちしております。