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スタートアップ・ユースキャンプ ワークショップ

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活動レポート

参加者インタビュー 2024.03.06

【アフタートーク】参加者インタビューvol.4

2023年の7月から8月にかけて実施したスタートアップ・ユースキャンプ(以下、SYC)終了後、継続的に活動している今年度の修了生に、現在の活動状況やSYCでの学びなどについてインタビューを行いました。

今回話を伺ったのは、溝口優生さん(旭丘高等学校2年)です。

Q, SYC終了後の活動について教えてください。

11月に「Hatch Technology Fes」に登壇しました。ゲスト登壇という形だったので特に表彰とかはなかったんですけど、イベントにブース出展していた企業の方から、しかも2社から声掛けされてびっくりしました。普段だったら自分から行かないといけないのに、普段関われないような大人から声をかけられたのでいい経験になりました。

そのうちの1社で、データ活用方法を考えるチームの会議に参加させてもらっています。大人に混じって会議する中で、どういう風に働いているかなど新しい発見がありましたが、部活で議論しているときと意外に変わらないなというということも知ることができました。

12月にはSYCでビジネスプランを発表した高校生コミュニティアプリ「highcan」のチームメンバーで集まって今後の方針や目標について話し合って決めました。僕はアプリの開発を担当しているんですが、機能をどうするかという段階で止まってしまっているので、進めないといけないなと思っています。

Q, プログラミングはいつから?

幼稚園の頃から作ることが好きで、ロボットを組み立てたりしていました。小中学生の頃にはプログラミングをやるようになって、高校に入ってからアプリに興味を持つようになりました。物理的に作るのは大変だけど、アプリだとパソコンひとつでできるのでどんどんのめり込んでいきました。

高校では文化祭の各クラスの出店内容を紹介するアプリを作っていて、プログラミングが分からない生徒でも出展内容を更新できるように汎用化を進めているところです。競技大会用アプリを作る機会があって、そういう需要があることが分かったので他の学校でも広げられそうと思っています。

Q, SYCに参加したきっかけを教えてください。

元々起業や新しいテクノロジーに興味があったのと、イノベーターズガレージでやっていたイベントで2期生の伊東暖真さんと知り合ってSYCを紹介してもらったことがきっかけでした。

親の仕事でアメリカに住んでいた時期があり、その時に知らないことを体験することの大事さに気づかされたことがあったので、いい経験ができそうと思って参加しました。

DAY1のなりきりフォトブースで起業家になりきる溝口さん

Q, 実際にSYCに参加してみていかがでしたか?

一番良かったのはガチで議論できたことですね。学校では自分の意見に本気で反論してくる人なんていなかったんですけど、それが新鮮で楽しかった。モジュール1とモジュール2で同じチームだった藤田埜乃さん(以下、ののさん)が特にすごかったです。モジュール1のビジネス活動で、ののさんが宣伝のために街でビラ配りをしようと言い出して、実際にアクションするだけでもすごいのに、街中で通りすがりの知らない人にどんどん突撃していたのがまたすごいなと(笑)。前の自分だったら、こういう泥臭いことも大事と分かっていても、何か理由をつけてやらなかったです。

ののさんに影響を受けて、自分もそういう風に思いをぶつけていいと思えるようになりました。高校では学級委員を務めているんですけど、「絶対楽しいからやってみよう」とクラスメイトを巻き込んでもちつきや流しそうめんを企画したら、みんな楽しいと言ってくれて他のクラスからもうらやましがられました。

溝口さんが影響を受けたというののさん(写真真ん中)と議論している様子

あと大人と話す機会を求めていたので、SYCで実際に大人と話せたのがよかったです。高校生ではなく、起業しようとしている人として接してくれて。ビジネスアイデアを考えているときにターゲットがずっと決まらなくてチームで議論していたときに、起業家コーチの水谷岳史さんの「表を埋めるのが目的じゃない、プロジェクトを進めることが大事」というアドバイスが印象に残っています。学校だったらそんなことは言われないですね。

Q, 今後の目標について教えてください!

文化祭や球技大会アプリの汎用化や他の高校への展開をまずやっていきたいです。そこで高校生コミュニティアプリにつながる発見もあったので、そっちも進めて行かないとですね。

Q, 最後にSYC参加を検討している高校生にメッセージをお願いします! 

本気で何か議論したい、他の高校の人と関わってみたいという人におすすめです。

参加前は何かあるといいなくらいに考えていましたが、想像以上に得られるものがありました。部活が忙しいとか、ちょっと迷っているんだったら申し込んだ方がいいと思います。

プログラミングについて話しているときのイキイキとした表情が印象的でした。

溝口さん、ありがとうございました。

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