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スタートアップ・ユースキャンプ ワークショップ

スタートアップユースキャンプ

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活動レポート

参加者インタビュー 2023.02.28

【アフタートーク】参加者インタビューvol.1

スタートアップ・ユースキャンプから6か月、ユースキャンプが終了してからも継続的に活動しているメンバーに今の取り組みや、ユースキャンプでの学びについてインタビューをしてきました。

今回お話を伺ったのは、伊藤暖真(はるま)さん(名古屋市立工業高等学校3年)と西川貴徳(たか)さん(名古屋国際高等学校3年)です。

Q.さっそくですが、今の活動について教えてください。

たか スタートアップ・ユースキャンプの後、現在Illusonalという活動グループを作り活動しています。「待ち時間可視化アプリ」のアイディアを持ってTongaliというピッチコンテストに出場し、奨励賞を受賞することができました。今後も考えているアイディアがいくつかあって、起業に向かって歩んでいく予定です。

待ち時間可視化アプリについては、賞をいただくことができたのですが、実際に使うか?といったところであまり使わないな~という意見も多く、今はまだ社会のニーズとマッチしていないということが分かったので、今は別のアプリが作れないかと考えています。

写真左はるまさん・右たかさん

Q.二人がチームを組むようになったきっかけは?

はるま ユースキャンプの期間中、同じチームになることはなかったのですが、最終日の打ち上げで、たかが、パソコンが好きというのを聞いて意気投合しました。

ユースキャンプでは、社会課題の解決をテーマにしていたのですが、技術×モノづくりをやってみたいという思いがあったので、たかに、技術を使っておもしろいことをしよう!と声をかけたことがきっかけです。

Q.今の役割分担はどんな感じでやっていますか?

たか アイディア創出やチームの日程調整やまとめ役を僕がやって、システム開発、技術の検討は、はるまに任せています。今他のワークショップで出会った面白い人にも声をかけて、月1~2回くらい集まって活動をしています。

Q.はるまさんは、エンジニアとしてアプリ開発を担当しているけど、その技術はどこで学んだのですか?

はるま 高1の時にコロナウイルスの影響で、当時入っていた登山部の活動ができなくなっていたところに学科の先生から「一緒に、思い出に残ることをしよう」と声かけてもらったのがきっかけで、医療機関や大学の先生とアプリを作ったり、リハビリに使えるモノづくりをやっています。その知識がついてきたころに、スタートアップ・ユースキャンプに出会いました。

Q. ふたりはどんなきっかけで、スタートアップ・ユースキャンプに参加しましたか?

たか ティーンズミートアップに参加したことがきっかけです。話を聞いて楽しそうだな、と思って。起業については、しらなかったけど、会社経営は興味があったので、参加することにしました。

スタートアップ・ユースキャンプには、面白い人がたくさんいたこともすごく刺激的でした。実際に売るに行く経験など、やったことない経験がすべて新鮮だったなと思います。

はるま 僕は学校でチラシが配られて、おもしろそうだなと思ったのが最初です。最初はスタートアップ・ユースキャンプには参加するつもりはなかったのですが、ティーンズミートアップで、前年度参加者の話をきいて、“すごい体験ができるんだろうな”と思って参加することにしました。元々、モノ作りが好きで、新しいことを考えるのが好きだったし、同じクラスの友達にも声をかけて参加しました。

Q.スタートアップ・ユースキャンプに参加して今も役に立ってるなと感じることはありますか?

たか モジュール2では、アイディア出しから、課題解決の方法まで、終始話がまとまらなかったんですよね。だから、話をまとめる大切さに気付けたと思います。今の活動にも役に立っていると感じています。

はるま 実際に大人と対等にビジネスの話をする経験がとても面白かったです。例えば、メンターの人に紹介してもらって、漁師組合の人と話したことや、自分たちのビジネスの仕入れ先にあたる人(農家)に自分たちの考えているビジネスのアイディアを聞いてもらうというのはすごく新鮮でした。こうした行動力を生み出してくれたのがスタートアップ・ユースキャンプだったかなと思います。

今までは「自分が好きなもの」ってだけで、モノづくりをしていたけど、スタートアップ・ユースキャンプを経験したから、今取り組んでいる医療×工業の分野でも、“本当に世の中に求められているものってなんだろう?”ってところから考えて、提案できるようになったり視野が広くなったと感じています。

たか スタートアップ・ユースキャンプの後、相手のことを知る、ターゲットを定めて、アプローチをしていくことが重要だな、ということを考えました。

あとは、学校だと30人に一人先生って感じですが、スタートアップ・ユースキャンプでは1グループに1人メンターがついてくれるのですが、それがすごく貴重だったと感じています。身近に相談できる人がいてくれるのはすごくありがたかったです。

Q.今後の目標について教えて。

たか 社会的地位や、肉体的な違いに関わらず、どんなひとでも自分が表現できる場所をARやXRの技術を使って実現したいと思っています。そのためにはまずアプリを作って、事業化することを目指しています。

最後に、来年参加を検討している子へメッセージをお願いします。

たか 失敗を恐れずにチャレンジしてほしいです!絶対参加したら楽しいので、参加せずにいるのはもったいない、積極的にチームの活動に関わってほしいなと思います。

はるま モジュール1では、早めにお金の使い道を決めて、使うのがいいと思います。自分たちもメンターの方が、社会におけるお金の回し方について教えてくれたので、使えたと思っています。とにかくまずは、行動を起こすということが大切だと思います。

お二人のこれからがますます楽しみになりました。

伊藤さん、西川さんありがとうございました。

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