活動レポート
【開催レポート】スタートアップ・ユースキャンプ2024 DAY6(最終日)
7月20日からスタートしたスタートアップ・ユースキャンプは8月24日が最終日です。
8月17日の発表会終了後、翌日18日から23日までの6日間はオンラインで毎日1チームをゲストに迎え、「スタートアップ・ユースキャンプ リフレクションラジオ」と題して今までの学びをオンラインで整理しました。
最終日は参加高校生全体で今までの活動や学びをシェアしながら、自分にとってスタートアップ・ユースキャンプがどのような経験だったのか?様々な確度から振り返ります。
会の冒頭では今回のリフレクションで大切にしてほしいこととして、Day1からファシリテーターのあいーだやもっくんが高校生たちに何度も伝えている「自分にかかっている呪いをひとつひとつ解いていく冒険」「よくみせたいからの脱却、手中の鳥から始める」など、今回の起業体験に必要なマインドやビジネスで戦うための武器について改めて伝えます。
その後は、発表会でプレゼンテーションしたビジネスアイデアを各チーム毎にひと磨きする時間を設け、午後からはDay4から参加しているコーチに向けてショートプレゼン&自由討議を行います。
発表会で賞を受賞したチームはビジネスプランコンテストに挑戦する事が決まっており既に改善案を検討していました。また受賞を逃したチームも発表会後にゲスト起業家やメンターからの様々なフィードバックを活かしてビジネスの再検討を進めており、この時間を活用する事でビジネスプランの内容が大幅に改善される時間となりました。
ビジネスアイデアの振り返りタイムを終え、次にセレブレーションワークを行いました。チーム活動をともにした仲間同士で、自分を「祝い」、他者から「祝われ」、強み、感謝、成長したところを伝え合うことで、自分だけでは気づかないふりかえりを言語化するワークです。暖かい言葉があちこちで飛び交い、会場全体が祝福感で溢れています。ときおり涙を流しながら感謝し合っているチームも見られます。
多くの苦難を乗り越えてきたチームメンバーはきっと今後の人生でも大きな財産となり、起業という道を選んだ時には心の支えとなるでしょう。
次はスタートアップ・ユースキャンプ全体の振り返りワークです。
プログラム全体のおさらいをして、声を響かせあう対話の時間として、Day2でも実施したフィッシュボールを行います。ここでは高校生だけではなく、コーチやメンターなどプログラムに関わる大人も含めて全員が参加して円になりました。
そして遂に最後のワーク「ネクストステップ」のワークです。
スタートアップ・ユースキャンプ終了後、明日以降で自分が取り組みたいことを具体的に書き出し、最後に高校生だけでなく大人も含めて全員が一言づつ発言します。
将来の起業へ向けてこれから取り組みたい事を宣言する人や今回の経験を活かし高校生活で新しいチャレンジを掲げる人など、起業とはどういう事なのか?自分はどんな人間なのか?どういう人生を歩んでいきたいのか?自分自身の中で進むべき道がスタートアップ・ユースキャンプ参加前と比較をしても明確に感じられ、本当に良い表情で今後のアクションをどの高校生も力強く発言してくれました。
残りの時間では修了証授与と集合写真撮影、懇親会を行いました。4期生全体の雰囲気やそれぞれのキャラクターが伝わってくる素敵な1枚を撮影できました。
懇親会はまだ一度も話したことがない方と話す最後のチャンスの場でもあります。積極的に多くの方が自分から話しかけて交流をしていますが、修了生から最後の最後で仲良くなった人とその後にプロジェクトを一緒にする事になったという話も聞いており、今年度もそんな素敵な繋がりが懇親会から生まれる事を願います。
そして驚いたのが懇親会の最後に皆の前でプレゼンテーションをやりたいと申し出たチームが現れた事です。このチームは皆に合意を取った上で急遽プレゼンテーションを行いました。発表会でのプレゼンテーションの出来に納得いかず、企画内容やプレゼンテーション方法を1週間かけて改善、最後にみんなに聞いてもらう準備をしていました。
最後の最後まで高校生たちが主体的に物事に取り組む姿勢を感じられ、彼らの今後の成長が本当に楽しみです。
スタートアップ・ユースキャンプ2024のレポートはここまでです。未来を作る高校生たちのこれからの活動にもぜひご期待ください。